ガンダム見聞録

機動戦士ガンダムSEED 第37話『神のいかずち』

ストーリー

アークエンジェルが捨て駒にされたあのアラスカの作戦の一件から世界の情勢は変わっていった。大西洋連邦を長とした連合は計画通りアラスカでのことを一手にザフトの非とし、世論を味方に中立国に対し是か非かと迫り、戦乱の渦へとは引きずりこんでいったのである。オーブも時間の問題となっていた。
アークエンジェルはオーブに入国した。そこでカガリはキラの生存を知り目に涙を溜め飛びつき二人は生きて再会を果たす。が、ちょうどそのころザフトは先のスピットブレイクの失敗を挽回すべく反攻にでる。
目標は連合唯一のマスドライバーを有する宇宙港であり、そして今は主力部隊が結集しているパナマ。
ザフト軍MS強襲に対し連合軍は量産型新型MS・ストライクダガーをも出撃させ応戦する。しかしザフト軍の電磁パルス兵器グングニールの前にパナマはその戦略的意味をなくす。復讐、憎しみの連鎖が繰り広げられる中、世界は新たな混迷の時代の幕をあげるのであった。

コラ

先週のムウの『軍に戻りたいって気分じゃないだろう』じゃなくて書きたいって気分じゃないですね^^;
前半では考えられないことになってきましたね。連邦がソーラシステムを使えばジオンがソーラレイを使ったように、連合がサイクロプスを使えば、ザフトはグングニールですか・・・。しかし、ちゃんと暗喩的意味合いもありますね。(当然か^^;)
サイクロプスは食料を求めて自らが住む洞窟に入ってきた一行を閉じ込め次々と殺す・・・。グングニールは彼の持つ槍で貫けない鎧はない・・・。ザフトをアラスカに閉じ込めて使用したサイクロプス。EMP対策(電磁パルス対策)が施されていてもそれさえも物としないグングニール。こんな所で紳士録の知識が役に立つとは(苦笑)余談はまた後ほど(笑)

■クルーゼ登場!!
連邦に情報をリークしたりしてブルーコスモスの手先?とか実はコーディネータでなくあの新ガンダムのパイロットみたいに薬物投与による身体的能力向上させていて、連合の親玉(?)、ムルタ・アズラエルの手先か?って感じで悪役に向かって一直線、と思ってましたが、今回ので少し見方が変わりました。
(・_☆)キュピーン!本日フレイパパを意識して(?)いるようなクルーゼからWのゼクス、トレーズのオーラを感じました。
つまり良くか悪くかは置いといて、世界を導くための舞台をつくり、自らが役者を演じようとしているのではないかと思えました。ラクス×キラとは違う世界を見つめての。根拠はなく偏見ですヾ(ーー )ォィ 
あえて言うなら前々回はザフトを牛耳ったのに対し(『してやられましたな、ナチュラルどもに(微笑)』)今回はグングニール使用に関してザフトに対する忠誠ぶり(『虎の子のMS、ともにグングニールの餌食にして差し上げよう』)、そして最後のつぶやき『新たな舞台の幕開けとなるか・・・。』
この違い2重人格ではありますまい、だいぶ前の『(戦争は)だからこそ面白いのだよ』とあるように戦争を楽しんでいるのか、それとも薬を飲むシーンからして身体能力向上の薬物の使用、つまる所アズラエルの手先のものか、パトリックを牛耳りたいのか、人類の粛清をしたいのかetc考えられる可能性はたくさんあります。それにまたフレイに対しての「軍服は着ていても君は兵士ではない」との発言。ムウとの関係。私的なジョージ・アルスターのレプリカ(?)疑惑。仮面の下の素顔(笑)最後までなぞを引き釣りそうな感じですね^^;
個人的にはアズラエルの手下案に一票〜♪そうすれば薬、ジョージ・アルスター、フレイ、スパイ・・・すべてのピースが繋がるのよね〜^^

■ウズミ『カガリがナチュラルなのに、キラ君がコーディネータなのに・・・。』これは偶発的なたとえなのかな、それともふたりの何かを意味するのか。私的双子疑惑があるので、双子でありながら一人はナチュラルで、もう一人はコーディネータと聞こえるのよね(((^^;

■マリューさんは毎度のこと(謎 カガリ積極的すぎ〜(ぉ キラは不気味&傲慢すぎ〜(ぇ イザークは変わりすぎ〜^^; ストライクダガー弱すぎ(笑) 

■では最後にグングニールについて考察。
今回はクルーゼの口から『EMP対策が施してあると言っても程度は知れたものですからな』とあるので考えるまでもありませんね(笑)電磁パルス対策サイクロプスの考察でも触れましたが、米軍がイラク戦争で使用したと言われるあの『電磁波爆弾』現実社会ではまたの名を『高出力マイクロウエーブ爆弾』等と言われるものです。現段階ではアメリカ軍の極秘開発中(苦笑)の兵器ですからどういうものか以外の詳細な情報はメディアでもあまり報じられていませんが、有効範囲200〜300メートル以内、瞬間の最大電力は約20億ワットというのが今のところ現状です。前回の繰り返しになりますが(基本的には)人体に影響を与えず、電子機器をショートさせ、その機能を停止させると言う代物です。
それに対しグングニールは数キロメートルとなりますから、その最大出力と考えられ、マスドライバー及び宇宙港が波打つように大破していくのもわかります。(もしくは低出力、広範囲?)
となるとサイクロプスの威力がとてもすごいことがわかりますね。最低でも十キロは離れる必要があったのですからね^^;
これらは電気本位の生活をしている我々にとっては、規模はどうあれ現実に使用される可能性のある兵器だけに怖いですね。人は死ななくても電気が止まれば日本の混乱は目に見えていますから・・・。

本編の内容がまじめすぎるとここまでまじめになってしまう(笑)